最近、環境省により、東北地方の太平洋岸を海岸線に沿って北は青森県の八戸市の鮫から、南は福島県相馬市の松川浦に至る、総距離1000kmあまりに渡る、歩くことに特化した”道”として、「みちのく潮風トレイル(以下トレイル)」が整備された。

岩手県内において、トレイルは所々で近世浜街道をその道として使用しており、トレイルを歩く方が、もし興味を持った場合、近世浜街道のこれも歩くこと、また牛馬に荷を積んで移動した、当時の国道と、その近辺に存在する当時の人々が祈りを込めた石碑、寺社などにも触れてほしいとの思いから、名取トレイルセンターの許可を得て、トレイルをGoogle map上に入れ込んだ地図に、岩手県内の精確に踏査された近世浜街道を記した地図を以下に掲載させていただく。

 ”トレイラー”諸氏は、ぜひ江戸期から戦後まで生活道路としても使用されていた、街道である限り、近隣の村へなるべく短距離で、なるべく歩きやすく設定され、鍬などの手仕事で構築された、”道”に思いをはせつつ、歩いてみられてはいかがでしょうか?

 

(注意)赤線で近世浜街道のルートを示しておりますが、全線歩けるわけではないことに留意ください。

   ご自身の判断で歩行困難と判断される所は回避いただくようお願いいたします。けがなどには責任を

   負いかねることをお断りいたします。

 

 なお、近世浜街道経路の詳細は以下のホームページに調査が済んだ部分に関して掲載しておりますので、ぜひご覧いただけば幸いです。

 

*みちのくトレイルクラブホームページ内のGoogle Maphttps://m-tc.org/explore/map/web/)のデータ使用(2021.11.現在)2021.11.15許可得。複製不可。プリントは可。

説明:赤線が旧浜街道を示します。

   青線が潮風トレイルです。なお、2021年末のコースとなりますので、変更にご注意ください。

1,久慈市市街地南部から宮古まで

2,宮古市街地南部から陸前高田市まで